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大葉めも/ピュア・スマイル
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★オルゴール/手回し/アンティーク/SWISS MUSICAL MOVEMENT/車輪付
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濡れ描き中振袖 菱一より お仕立て代無料
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長島良三(早川書房)と伊東守男(翻訳家)による悪だくみ、第二弾です。
勝手にでっち上げた新進黒人作家の翻訳と称して書き上げた
『墓に唾をかけろ』が、内容的に大問題になり、しかも、フランス戦後最大の
ベストセラーとなってしまうなど、不埒な天才的話題に事欠かない、
ボリス・ヴィアンの全集、全13巻・完結セットです。
収録作品の傾向に合わせて色が変わる装幀(巽亜古)など、
見た目にも「ヴィアンらしさ」で攻めている傑作な全集です。
1990年ごろに買い求めて一気に揃えました。カバー、帯、ビニールカバーそろい。
ですが、充分にきれいなので、
おまけに『うたかたの日々』の映画公開帯版(こういうの、すぐに買ってしまうんです、ダメですねー)さらに、翻訳者の異なる『日々の泡』(新潮社版・ハードカバー単行本)をお付けします。『日々の泡』は、翻訳が違うだけではなくて、イラスト入り、読書感覚、読後感想が『うたかたの日々』とはかなり違います。もちろん、物語は同じです。不思議ですねー。参考になれば。
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■小説
●第1巻 アンダンの争乱
ヴィアンの処女作、処女小説、スラップスティックに近いドタバタ小説。巻末解説は訳者・伊東守男による畢生のボリス・ヴィアン評伝『すり切れた人生』53ページ!
●第2巻 ヴェルコカンとプランクトン
ヴィアンじかけの青春無軌道オレンジ小説。
巻末解説は川又千秋(ザズーたちの青春)
●第3巻 うたかたの日々
ヴィアンの代表作、胸の中に睡蓮が育つ奇病の少女クロエと、
青年コランとの悲痛な恋。巻末解説は荒俣宏(実は翻訳)。
●第4巻 北京の秋
ブラック・ユーモア選集でも話題になった大長編。
巻末解説「氷の壺から水を飲む」安部公房。
●第5巻 赤い草
長篇「赤い草」と、見せかけの時間というくくりの短篇3本。
翻訳・解説・伊東守男、解説は20ページを超える
「ヴィアンと『赤い草』をめぐって」。
●第6巻 心臓抜き
ヴィアン最後の小説、暗くて幻想的な、バッドトリップ小説。
この小説が世に出て売れなくて、その直後にヴィアン没。
■短篇・戯曲・詩・エッセイ
●第7巻 人狼
日本オリジナル編集による「ベスト・オブ・ヴィアン」短篇11編。
編集・翻訳・解説・長島良三。
●第8巻 帝国の建設者
戯曲傑作集五編。モンティ・パイソンみたいな短い「スケッチ」もあり。
巻末解説は利光哲夫(演劇評論家)によるヴィアン演劇の解読で20ページ。
●第9巻 ぼくはくたばりたくない
詩とシャンソンとジャズ批評のアンソロジー。
巻末解説は戸村浩(現代造形美術家)による「読者あとがき」。
■ヴァーノン・サリヴァン名義のハードボイルド・犯罪小説
●第10巻 墓に唾をかけろ
ヴィアンの小説の中でもダントツに売れた皮肉な傑作。
巻頭にヴィアンによる、したたかなヴァーノン・サリヴァン紹介文、
暗黒映画『悪魔のえじき』の原作ではありません、が、
同じくらい暴力的です。翻訳・解説・伊東守男。
解説は伊東氏による「二十の顔を持った男〈ボリス・ヴィアンの人と作品〉」。
●第11巻 死の色はみな同じ
ヴァーノン・サリヴァンは新進黒人作家という設定、
主人公の白人ジムの前に突然現れた黒人の男はこう言った。
「俺はお前の兄貴だ」巻末に短篇「犬たちと、欲望と、死」も収録。
翻訳・解説・長島良三。解説は「ヴァーノン・サリヴァン小論」。
●第12巻 醜いやつらは皆殺し
チャンドラーとヴォークトの大好きなヴィアンの007フリント小説。
ジェームズ・ボンドみたいで電撃フリントのお色気もいっぱい、という話。
翻訳・解説・長島良三。
●第13巻 彼女たちには判らない
1948年作、ヴァーノン・サリヴァン名義の最後の作品。
『時計じかけのオレンジ』を『如菩薩団』で割ってサイケにしたような
レズビアン・ギャング団小説。翻訳・解説・長島良三。
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以上が全容です。おまけも含めて、全部で15冊のセットです。
天才の仕事は、どこで切り取って読んでも痛快です。
発送はゆうパックになります。